無垢材や自然素材の性質について

無垢材や自然素材の風合いや性能は素晴らしいものです。生きている素材だからこそ、呼吸をし、伸縮もする「変化」という特性も持ち合わせています。自然素材の性質を知り、簡単なメンテナンス方法を知ることで、素材の変化を楽しみながら、自然素材に囲まれた暮らしを永く満喫していくことができるでしょう。

無垢材について

木の種類や使い方、乾燥のさせ方によって差はありますが、反り、曲がり、割れや色の変化は天然無垢材には必ずあると考えていただいていいでしょう。特にはじめの数ヶ月~2年ぐらいは大きく変化しますが、だんだんと落ち着いていきます(強度や気密性には全く問題ありません)。遠赤外線薫煙乾燥なども採用し、割れや変化の極力抑える材料も使用することができます。

自然素材のメンテナンス

例えば、美しくしっとりとした風合いが魅力の「漆喰壁」。漆喰は防火性、調湿性に優れた性質を持つ反面、いったん水分を含んだ後の乾燥時にヒビが入りやすいという特性も持ち合わせています。普段のメンテナンスでは、汚れの原因になる埃を取り除くことを心がけ、水をかけないということもこともポイントになります。
自然素材は呼吸をし、生きた素材。だからこそ、それぞれの風合いがあり、特性があります。その特性を知り、メンテナンスを心がけることで、何にも変えがたい風合いや美しさを、永く楽しむことができるのだと思います。