〈家づくり思想〉4
家族が安らぐ空間デザイン
室内空間、意匠
家族が安らげる空間。
それもまた、ご家族の好みやライフスタイルによって異なってきます。
たぶん、皆さんが家づくりをする際には、専門誌や住宅雑誌、専門番組や各ハウスメーカーさんなどのホームページをご覧になり、ご家族の中で様々な話をすると思います。
私たちが意匠や空間デザインを提案する際に
心がけるのは、室内であれば自然素材のやさしい雰囲気を生かした誰もが寛げる空間であること。そして外観は周辺環境や街並みに溶け込むデザインであること、になります。総じて、永く住み続けても飽きることのない空間デザイン、外観デザインが「本物」だと考えています。
例えば、吹き抜けを設け、リビングを中心としたつながり間取りは、私たちが好むデザインです。無垢の木肌を表しにし、素材の美しさが誇らしげな空間を演出してくれます。また、無垢材は年月と共に深みのある風合いに変化していき、それもひとつの楽しみになるでしょう。つながり間取りは、家中のどこにいても家族の雰囲気を自然に感じられる設計でもあり、ご家族のコミュニケーションを図るのにも効果があると思います。なによりも、自然素材の特性上、気持ちを安らかにしてくれる、家中になごみのある雰囲気をもたらせてくれるでしょう。
デザインには正解はない
と言われています。画一的になることなく、街並みに自然に佇む住まい。そして永く快適に暮らし続けるための飽きのこない室内空間。私たちにとっても、それは尽きることのない永遠のテーマになります。